木綿のいいところは、吸湿性の高さ
昔ながらの敷き布団として今でも人気のある木綿の敷き布団。
おじいちゃんやおばあちゃんの家にある!という方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は木綿の敷き布団のメリットとデメリットをご紹介いたします。
木綿の一番の良さと言えば、その吸湿性の高さにあります。
洋服でイメージしていただくと分かりやすいですね。
綿100%のTシャツと化学繊維のTシャツを着て運動したとき、綿のTシャツはいつでもさらっとした着心地なのに対して、
化学繊維のTシャツはなかなか汗を吸わず、ベタベタに蒸れるはずです。
敷き布団にも同じことが言えます。
木綿の敷き布団は寝ている間にかく汗を吸ってくれますので、
夏でも気持ちよくお使いいただけます。
木綿のよくないところは、「放湿性が低い」「重い」「硬くなる」こと
放湿性が低く、手間がかかる
木綿の吸湿性はピカイチなのですが、放湿性に劣るのが欠点です。
つまり、吸った汗を放出する力が弱いのです。
ですから、こまめに天日干しをして溜まった湿気を逃がす必要があります。
こういった手入れを怠ると、敷き布団がジメジメしてくるだけではなく、
カビが生えてしまったり、ダニが湧きやすくなったり…ということにもなりかねません。
木綿の敷き布団は、手入れにも手間がかかるのです。
重いので負担がかかる
こまめな手入れが必要な木綿の敷き布団ですが、
他の敷き布団に比べて重さがあるので、
敷き布団の上げ下ろしや天日干しの際にかなりの負担になります。
特に高齢の方や腰痛などをお持ちの方には、辛いですよね。
掛け布団に木綿を使うと、その重さがからだを圧迫するのでおすすめができません。
そのくらい木綿というのは、重みがある素材なのです。
硬くなりやすいので、打ち直しなどのメンテナンスが必要
木綿の敷き布団は使っていくうちに硬くなりやすく、
クッション性が乏しくなっていきます。
そのため打ち直しというメンテナンスが3~5年に一回は必要です。
打ち直しは硬くなった木綿をほぐし、丸洗いすることによって、
元のふわふわの敷き布団に戻します。
しかし、打ち直しは傷んだ繊維を直すわけではないので、
買ったばかりの頃に比べれば木綿が硬くなりやすく、
また性能が落ちてしまいます。
この打ち直し自体もせいぜい2回が限度なので、
あまりにへたって傷みが激しい敷き布団は、買い替えが必要になります。
”
軽くて丈夫な敷布団素材「高反発素材」をご存知ですか?
木綿の敷き布団のメリットとデメリットがお分かりいただけたかと思います。
「木綿のデメリットを取り除いたような素材、何かないかな?」
とお困りの方に、軽くて丈夫な素材をご紹介いたします。
最近、敷き布団の素材として注目されている「高反発素材」をご存知ですか?
実は寝ているときというのは、腰や肩などからだの出っ張っている部分に負担がかかりやすいのです。
ですから、からだへの負担を分散させる体圧分散力のある敷き布団が注目されています。
高反発素材は体圧分散力に優れ、また反発力があるため寝返りも打ちやすいと言われています。
からだへの負担が少ないため、腰痛や肩こりをお持ちの方にもおすすめの素材なのです。
また高反発素材は化学繊維からできているので、木綿に比べて軽いことが特長です。
高齢の方や腰痛をお持ちの方でもらくらく持ち運ぶことができます。
耐久性もあるので、丈夫で長持ちするんですよ。
高反発素材が気になった方は、こちらもチェックしてみてくださいね。
今回は木綿の敷き布団のメリット、デメリットと、
いま注目の「高反発素材」についてご紹介いたしました。
敷き布団選びの参考にしてくださいね。