中国地方ってどんな場所?
中国地方は、
広島焼き・もみじまんじゅうで有名な広島県、いちじくやワカメの島根県、
らっきょうが名物の鳥取県、ふぐの山口県、きびだんごや白桃で有名な岡山県の、
5県からなります。
中国地方には、大きく分けて2つの気候があります
中国地方は、比較的標高の低いなだらかな中国山地を境に、
北側が山陰地方、瀬戸内海に面した南側を山陽地方と呼んでいます。
「陰」という漢字の意味は、「北側」のこと。
つまり山陰とは、山の北側という意味を込めて呼ばれている地名なんですね。
ですが、「陰」という漢字自体には暗い印象があり、
山陰という呼び方に対して抵抗がある方もいらっしゃるようです。
中国地方という呼び方が国名の中国と被っており、曖昧になりやすいことから、
山陰と山陽をかけ合わせた「山陰山陽地方」と呼ばれることもあります。
この「山陰地方」と「山陽地方」の2つは、気候が大きく異なります。
たとえば、夏と冬の山陰・山陽では例年、平均で1~2℃程度気温差があります。
山陰は日本海側気候
冬は日本海からの北西の季節風の影響で雪や雨が多く、
特に鳥取県・島根県の内陸部・岡山県の北部(一部)・広島県の北部(一部)、
山陽地方との間にある山間部では降雪量が非常に多く、豪雪地帯です。
また、他地方の日本海側気候と比べて気温が高いのが特徴です。
特に沿岸の都市部では、シャーベット状の雪が目立ちます。
山陽は瀬戸内海式気候
平均的に年間を通して雨が少ない気候です。
ですが、西部の山口県・広島県などでは、梅雨に大雨となることがあります。
冬でも比較的温暖な気候ですが、内陸部は日本の南側の割には寒くなるのが特徴で、
冬には東北地方(同標高地点)より低い気温を観測することもあります。
夏の海沿いでは、朝なぎ・夕なぎと呼ばれる、
朝と夕方に風が全く吹かなくなることがあります。
また、夏は暑さが厳しくなるのが特徴です。
それぞれの気候にぴったりの敷布団は?
敷布団を選ぶときの手がかりは、自分の住んでいる地域の気候を参考にしてみること。
地域の気候に合わせて敷き布団の素材を選ぶと、
より自分に合った寝具で快適に眠ることができます。
それでは、日本海側気候の山陰と、瀬戸内海式気候の山陽では、
具体的にどう敷き布団に影響してくるのでしょうか?
山陰・山陽ごとに、オススメの素材の選び方をご紹介していきます。
山陰(日本海側気候)の方は、保温性と吸湿放湿性を重視!
山陰の特に豪雪地帯の冬は、山陽に比べて冷え込みます。
そのため、保温性が重要になりますが、
全国的に見ると比較的温暖な気候のため、
暖房をつけた環境下の場合は寝汗に配慮が必要です。
寝汗を気にするようであれば、吸湿放湿性の高い素材がオススメです。
保温性に優れ、吸湿放湿性が高い素材として、ウール・シルクなどが挙げられます。
保温性抜群!吸湿放湿性もあり、燃えにくい素材ウール(羊毛)>
保湿性だけじゃない!吸湿放湿性が高いシルク(真綿)>
ただしデメリットとして、この2つの素材は天然素材のため、
ダニに好かれやすい素材です。
ダニはたんぱく質を好むので、ダニが湧きにくい敷き布団を選びたいのであれば、
化学繊維で出来た素材を使用することをオススメします。
そこでオススメできる敷布団がピックアップするのが、取材先のくじめやさんでも
取り扱っている、「ホルミシスイオンシート」を使用した“すごい敷き布団”。
この「ホリミシスイオンシート」は、細かく砕いたラドンを生地に混ぜることで、
天然温泉に浸かっているようなポカポカとした温かさを感じられます。
「ホリミシスイオンシート」についての詳しい記事はこちら>
「すごい敷き布団」については説明すると長くなるのですが、
優れた耐圧分散性があり、さらに通気性に優れているため、寝汗の心配も大丈夫◎
耐圧分散素材には「低反発」と「高反発」がありますが、
すごい敷き布団は「高反発性のある素材」を使用しています。
「すごい敷き布団」の詳しい記事はこちら>
また、寝汗によるベタつきが気になる方は、
通気性の良い素材で出来たシートを使用すると良いです◎
抜群の通気性!オイリー肌の方にもオススメの素材「ピケ」>
逆に、乾燥しがちな肌質であれば、しっとりとした素材のシートがオススメです。
しっとりさらさら!乾燥肌の方にもオススメの素材「テンセル®を使用したマトラッセ」>
山陽(瀬戸内海式気候)の方は、肌触りと通気性・吸湿放湿性を重視!
雨が少ない山陽は、乾燥しやすい気候といえますよね。
そのため、特に乾燥肌の方はしっとりとした素材のシートを使用するのがオススメです。
(詳しくは上記、「テンセル®使用マトラッセ」素材の記事を読んでみてください◎)
気候自体は全体を通して温暖なため、夏場は猛暑になりやすい地域。
湿度は全国的に低めとは言っても、高温だと汗をかきますから、
通気性と吸湿放湿性を重視してみてはいかがでしょうか。
・通気性は文字通り、空気が通りやすいかどうか
・吸湿放湿性は、高湿度の状況だと水分を吸収し、
乾燥した状況では水分を放出する機能のこと
です。
山陰(日本海側気候)のオススメの素材でもご紹介したウールなどは、吸湿放湿性に
優れていますが、通気性を考慮して今回は下記の素材をピックアップしてみました。
今流行りの耐圧分散!通気性バツグンの「高反発素材」とは?>
環境に合わせて選ぶと、よりあなたに合った敷き布団が見つかるかも!
夏場や冬場に冷房・暖房を使用するといっても、タイマーが切れてしまえば、
「暑い!」「寒い!」と目が覚めてしまい、心地よく眠れないものです。
また、冷房・暖房をつけっぱなしにしたまま寝てしまうと、
乾燥して風邪をひきやすくなったり、不調の原因となることが多々有ります。
特に冬場の暖房はエアコンやストーブ、電気毛布によるものですが、
これらの熱は乾熱(乾いた熱)といい、空気中から水分を奪ってしまいます。
そのため、ただでさえ乾燥しやすい冬はさらに風邪を引きやすくなり、
夏場は夏風邪やクーラー病にかかりやすくなります。
少しでも家電による影響を抑えて快適に眠るためには、
気候に合わせて敷き布団を選ぶということが大切になんですね。
自分の地域の気候を踏まえて敷き布団を選ぶ参考になればと思います。